乳房を板で挟み薄く広げた状態でX線撮影を行います。視診や触診では見つけにくい病変や石灰化などが確認できます。乳がん死亡率減少効果が明らかな検査方法はマンモグラフィであり、日本では40歳以上の乳がん検診として推奨されています。
ただし、痛みを伴うということと、ごく少量ながら放射線による被ばくがあるという欠点があります。
※当院ではマンモグラフィ検査は行っておりません。
乳房に超音波を当て、その反射波を利用して画像を作ります。乳房内の小さな病変も見つけやすく、マンモグラフィに比べ①病変の良性・悪性の判断がし易い、②高濃度乳房でも病変を検出し易いという特徴があります。さらに痛みや被曝がないことも大きな利点です。
超音波を見ながら、病変に針を刺して組織を採取し、その組織を顕微鏡で調べます。病変の良性・悪性などを判断するための検査です。
マンモグラフィと超音波検査は、検査として優劣があるわけではなく、検出するのを得意とする病変に違いがあり、併用して検査を行うことが勧められています。
当院では、超音波検査を行っています。
高画質で、エラストグラフィ(組織の硬さを調べ、がんを発見しやすくする機能)を搭載した高機能機種を使用しています。
検査は女性技師が担当し、プライバシーに十分配慮し検査を行います。
乳腺診療は予約制です。
下記に該当する方は予約をお願いいたします。
※乳がん連携パスの方は予約不要ですが、受付時間が決まっています。
詳細は"乳がん連携パス"の項目をご覧ください。
曜日 | 時間 |
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月・火・木・金曜 | 9:30〜11:30 15:00~16:30 |
水・土曜 | 9:30〜12:00 |
24時間受け付けています。
乳がんの手術後で連携パスをお持ちの方はこちらをご覧ください。
予約は不要ですが、下記時間内にお越しください。
午前診療 | 8:30~12:00 |
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午後診療 | 15:00~17:00 |
乳腺にできる悪性の腫瘍です。診断がついたら専門病院へご紹介します。手術後は乳がん連携パスに従い、病院と連携し当院で経過を診させていただきます。
良性なので多くは心配ありません。大きいものや増大傾向があるものは経過観察、針生検、切除も考慮されます。
何らかの原因で乳腺に炎症が起こる病気です。授乳期に起こりやすく、痛みや熱感、腫れ、悪寒などを伴います。膿がたまっている場合には切開排膿が必要となります。
陥没乳頭の⼥性に起こりやすく、乳輪の下に膿のたまり(膿瘍)やろう孔(⽪膚に通じるトンネル)ができることもあります。
「月に一度は自己検診、年に一度は超音波」が当院のお勧めする乳がん検診です。
乳がん患者さんの7~8割は、ご自身で乳房のしこりに気が付いてから医療機関を受診しており、これほど自己検診が有用ながんは他にありません。
ただし、乳がんの約3割は病変が小さい、深いなどの理由で自己検診では見つけにくく、超音波検査の併用をお勧めします。
⾃⼰検診の時期は、⽣理が終わった5〜10⽇の間が適当です。閉経後の⽅は毎⽉、⽇を決めて⾏ってください。
人差し指、中指、薬指の3本の指の腹で、乳房の外側から乳首に向けて、順々にもれなく滑らせて行います。
お風呂で石鹸をつけると滑りやすく、わずかな違いが分かりやすくなります。また仰向けで行うのも良い方法です。しこりが触れてもがんとは限りません。まずはご相談ください。
しこり、痛みなど何らかの症状がある場合は保険適⽤となり、検査料金は3割負担で約2,000円です。薬が処⽅された場合や追加の処置が必要になった場合は追加費⽤がかかります。
症状のない⽅や⼈間ドックなどの検診⽬的の場合は⾃由診療となり、4,400円です。但し、追加検査を⾏った場合は追加費⽤がかかります。
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